Weird World 3

倉阪鬼一郎の怪しい世界

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2011.03.31 Thursday

青岬わがたましひのありどころ

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    早く目が覚めたので六時過ぎから仕事、まずは短篇連作Bの推敲。続いて短篇連作Cの第二話を画面上で推敲してプリントアウト。さらにプロットを修正し、ストック原稿の推敲にも手を回す。今月の執筆枚数は300枚(A標準)とどうにかノルマを達成。終了後は走って接骨院。月間走行距離は207.0km(B標準)とこちらも大台をキープ。来月はロング走を再開せねば。
    江戸時代は泰平の世が三百年近くも続いたかのようだが、前にもちらりと記したとおり、『武江年表』を繙くと天災と火事がこれでもかと言うほど起きていたことがわかる。火事だけでもいくら焼けたかわからないくらいだが、そのたびに粘り強く復興してきた。その理由はわりと簡単で、火事の被害は甚大でも、逆に復興期に景気がよくなる人々も多数いた。わかりやすい例が大工だが、彼らは「宵越しの金は持たない江戸っ子」だったから儲かった分をすぐ使ってくれた。かくして経済の大きな風車が回り、いつのまにか立ち直っていたわけだ。しかるに、お上のお達しで花見自粛とは・・・不明もいいところである。(PM4:30記)
    夕食のメインはジャーマンポテト。仮眠後の夜は長篇P。角川春樹編『現代俳句歳時記(全5巻)』(ハルキ文庫)が到着。これは速度を出してチェックするつもり。 -----

    22:42 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    2011.03.30 Wednesday

    春星のとほく光れるいわきかな

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      今日は九時前から仕事。短篇連作Aを進め、短篇連作Cの第二話を最後まで書く。
      終了後は新サザンコース約9km46分54秒のあと買い物。ウインドブレーカーを着て走ったら大汗。
      昨夜はテレビで駅前が閑散としてしまったいわき市の特集を観て、<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=442488&log=20110213">2月13日</a>はここからマラソン送迎バスに乗ったなあ、エイドでおいしいミニトマトをいただいたなあ、となんとも言えない気分になってしまった。長い時間がかかるかもしれませんが、三崎公園から眺めたあの美しい港の風景をもう一度。熱い応援をしていただいた折り返しの江名港の皆さんはご無事か。
      夕食のメインは水菜とブロッコリーとほうれん草とターサイとベーコンとエリンギのペペロンチーノ。夜のニュースによると、いわき入りの前日にちらりと寄った佐原も液状化現象による被害がずいぶんあるようだ。仮眠後の夜は長篇Oと長篇P、さらにプロットの修正。 -----

      22:54 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      2011.03.29 Tuesday

      春の港まぼろしの塔そこに立つ

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        七時から仕事。このところ早起きなので、サマータイムが導入されても恐るるに足りず。午前中は短篇連作Aと短篇連作Cを進める。午後は長篇P。
        終了後は市役所前歩道橋10セット約7kmを36分54秒。月間200kmはクリアできそう。中央公園で遊んでいた家族と合流してイオン(旧サティ)へ。猫を見物してから一人で買い物をし、フードコートへ行ったら奥さんが娘の下半身をコートで覆っていて代われと言う。聞くと、一人でトイレに行ったのはいいが裸で戻ってきたらしい。脱いであったズボンなどが発見されて事なきを得たが、家でもときどき脱ぎっぱなしで戻ってくるので困る。少しずつ進歩はしているのだが。
        被災県ながら<a href="http://iwate-ginga100.jp/">いわて銀河100kmチャレンジマラソン</a>は敢然と開催決定。いつかは出たい大会だが、コースがタフなのでビギナー向きではないかも。
        夕食のメインは白菜チャーハン。仮眠後の夜は長篇P。娘にまたクラシックのCDをぐちゃぐちゃにされる。ダンボールの封印を剥がしてまでいたずらをするから手に負えない。 -----

        23:05 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        2011.03.28 Monday

        義援物資輸送ランと『倖せの一膳』発売

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          七時半から仕事。短篇連作Aの第一話と新書の第二章をメール。短篇連作Aを進める。
          十時過ぎから大きなリュックを背負い、<a href="http://www.mskj.or.jp/">松下政経塾</a>まで3kmあまり走る。何度も前は走っているが、中に入るのは初めて。都知事選を巡るドタバタ劇ですっかり株を下げた松沢前知事や気の毒な辞め方をした前原前大臣など、数々の政治家を輩出してきた私塾は茅ヶ崎の汐見台にある。講堂はプチ大隈講堂の趣で、小さな大学みたいな雰囲気。大船渡などの被災地へトレーラーで運ぶ義援物資の受付は体育館にて。各地のマラソン大会の参加賞のTシャツなどの新品の衣料(今回は衣料は一杯になったので締切の由)やタオルなどに加え、リストに載っていた便秘薬をほうぼうの薬局で買って供出。私も漢方の便秘薬を常用しているのでこれは急務だと判断した。あと、前のリストにトランプなどが入っていたから、百均で買い占めた将棋セットを政治家の卵さんに渡す。復興の具合によって必要な品は変わってくるので、またいずれ出せるものは出していきたいと思う。終了後は接骨院まで走って治療。だいぶ重いものも持てるようになってきた。(PM1:00記)
          午後は短篇連作Cと長篇O。奥さんが病院につき子守り。娘がDVDを観ているあいだに第二詩集のデータ移植作業。第一詩集の言葉は届くべき人に届いたようだし、粛々と次の作業を進める。ややあって、娘がお出かけをせがむので外へ。さりながら、自転車がないのを見て号泣。「ママが乗っていったから」と説明してもしばらく大泣きしながら歩く。遅くなるので茅ヶ崎公園は阻止したのだが、なおも公園に固執するため近場へ誘導してひとしきり遊ばせる。
          今日の計画停電は第2グループのA〜Cまで。うちはDだから見送り。前にいくら待っても停電しなかった理由がよくわかった。と言うより、なぜこんな簡単なことが最初からできなかったのだろう。(PM6:30記)
          夕食のメインはターサイと玉子とエリンギの炒め物。仮眠後の夜は長篇P。
          最後に、<a href="http://www.futami.co.jp/book.php?isbn=9784576110394">『倖せの一膳 小料理のどか屋人情帖2』(二見時代小説文庫)</a>は予定どおり発売されたようです。重ねてよろしくお願いいたします。(PM10:30記) -----

          22:52 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          2011.03.27 Sunday

          玲瓏の灯台にして春無人

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            八時前から仕事。短篇連作Aと短篇連作Cを進める。
            終了後は走って銀行と買い物。家族と合流し、娘のいたずら防止のための自転車用チェーン錠を購入、帰宅後にさっそく台所のゲートに装着。するとほどなく、今度は二階で大きないたずらをされて激怒。魔の三歳児との攻防戦は続く。
            <a href="http://sfwj.jp/">日本SF作家クラブ</a>が震災募金に参加。ホームページから入れます。いままでは一ランナーとして参加していたのですが、ここはやむなく作家モードで。
            NHK杯トーナメントはどちらも決勝。将棋は羽生名人が三連覇。去年に続いて決勝に進出した力戦型の糸谷五段を応援していたのだが、残念ながら及ばず。囲碁は山田規三生九段が優勝五回の依田九段を降して初優勝。小技を含めて、地味ながらプロらしい碁だった。棋院は違うが、これで関西勢が三連覇。
            夕食のメインは野菜ときのことベーコンのペペロンチーノ。仮眠後の夜は長篇Oと長篇P。 -----

            23:17 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            2011.03.26 Saturday

            春昼の光らぬ墓のあはれかな

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              七時半から仕事。長篇P、短篇連作A、短篇連作Cを進める。
              終了後は新左富士コース+市役所前歩道橋2セットの10km強を54分03秒。その後、予定どおり買い物をしたつもりだったが(娘用のコーンフレークも8枚切り食パンも入手)、最も重要な自転車用のチェーンだけ買い忘れてしまう。娘が台所のゲートを開けられるようになったので、いたずら防止のために必要だったのだが。帰宅してみると、台所の引き出しが漁られてえらい惨状になっていた。明日また買いに走らねば。(PM4:00記)
              夕食は震災のため延期になっていたホワイトデーのディナー。と言っても場所はファミレスで、サザンビーチが見えるガストにてハンバーグセットを食す。折にふれて前を走るのだが、なるほどこのように見えていたのかと納得。夜はワープロのデータをパソコンに移植する作業。一つ重すぎるデータがあり、やり直してひと息。(PM10:00記) -----

              22:43 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              2011.03.25 Friday

              人形の二つながれて沖の春

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                八時半から仕事。短篇連作Aを進める。午前中に1km離れた接骨院まで走って往復。計画停電の時間帯が違うから、本来なら仕事の時間でも動かねばならない。自転車の転倒事故から今日でちょうど一か月、ようやく治りそうな雰囲気になってきた。一時はひじのあたりまで内出血していたのだが、痛む個所が初めに打撲した手のひらから手首にかけてに戻ってきた。ここの痛みが消えればトンネルから抜けられる。今日はキセノン&超音波&マッサージの三本立て。(AM11:30記)
                午後は短篇連作Cと長篇P。終了後はポイント練習、一中烏帽子岩歩道橋20セットを47分10秒。今回も上りは階段、下りはスロープ。軽いシューズに替えたおかげでかなりタイムが詰まった。帰宅後は長期戦を見越し、手回し充電式ラジオ付ライトをオーダーする。携帯の充電もできるようだ。(PM4:00記)
                夕食のメインは玉子入りケチャップライス。玉子が品薄につきオムライスにならず。7時前から計画停電。うちは第2グループのDらしい。逆らわず長めの仮眠を取ったあと、各種のデータ訂正作業と長篇Oのプロット修正。週末の停電は回避される。これなら週末のみロング走ができるかも。(PM10:30記) -----

                22:43 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                2011.03.24 Thursday

                『倖せの一膳』見本出来!

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                  六時過ぎから仕事。新書、短篇連作A、短篇連作C、長篇Pを進める。
                  <b>『倖せの一膳 小料理のどか屋人情帖2』(二見時代小説文庫・648円+税)</b>の見本が届きました。シリーズ入魂の第二作は28日に発売予定です。版元のデータは<a href="http://www.futami.co.jp/book.php?isbn=9784576110394">こちら</a>。書影は<a href="http://6027.teacup.com/krany/bbs">こちら</a>。「倖せの一膳」「味くらべ」「一杯の桜湯」「かえり舟」の四話仕立て。こんなご時世ですが、いっときなりともほっこりしていただければ幸いです。
                  さて、現在の東電エリアはむやみに部屋数が多い大邸宅だと考えればわかりやすい。家全体がブレイクダウンしないように、端のほうの部屋が交替で照明を消してメインルーム(首都機能)を護っているわけだ。たとえ計画停電は回避されても、一部で停電は続いている。一例を挙げれば、相模線は茅ヶ崎〜寒川間のたった4駅で細々と動きはじめたけれども、夕方からの電気需要増大時には止まる。寒川〜橋本間は一度も動いていない。寒川神社に詣でるためには寒川から歩かなければならない(いかにもわかりにくいネタだが同神社の最寄り駅は宮山)。ほかにも電車は<a href="http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/kanto.aspx">こんなに止まっている</a>(常磐線、水郡線などは地震の影響)。つまり、邸宅の端のほうの部屋は照明が消され、そこの住人は不便を強いられているわけだ。メインルームを護るためにはやむをえない措置だが、その首都機能のなかには間違っても東京ドームは入っていない、とこれが言いたかったんですが(と下書きをしたら、セ・パ同時開催で4月中の東京ドームも不使用と決定。驕れる読売は久しからず、面目丸つぶれでいい気味である)。(PM2:00記、4:00付記)。
                  左富士コース9kmに歩道橋2セットを加えた約10km52分01秒のあと、銀行と買い物。市役所が仮庁舎に移っていることもあり、この歩道橋は人が少なくて走りやすい。停電中の練習にはよさそうだ。夕食のメインは、焼ききのこと水菜の煮浸し。京のおばんざいの本のレシピをアレンジしてつくる。なかなか上品な味に仕上がった。仮眠後の夜は、長篇Pと各種の推敲。やるべきことが山のようにある。 -----

                  23:05 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  2011.03.23 Wednesday

                  1kmランニング募金と都立中央図書館

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                    午前中から上京。予定がことごとく白紙になってしまったから、18きっぷを使うのは久しぶり。まず飯田橋の角川書店で『おそれ』の入魂のゲラを渡し、ほっとひと息。
                    続いて広尾へ回る。やっと復旧されたみずほ銀行で年会費シリーズ第1弾のSF作家クラブの会費を振り込む。一部のランナーのあいだで1kmランニング募金が始まっているので乗ってみる。1km/10円だとちと少ないし、1km/100円だと貧乏作家にはいささか負担が重い。そこで、あいだを取って1km/50円にしてみた。今月はいまのところ140kmだから7千円を赤十字の口座に振り込む。月間200kmだとちょうど1万円になるからキリがいいのだが、接骨院通いと計画停電(信号が停まるとロング走は怖い)とモチベーションの低下もあって3月の目標達成は厳しいかも。
                    久々に訪れる都立中央図書館でひたすら俳句の調べ物。今日は開架コーナーで目についたものを手に取って読む。全句集をチェックしたのは、八木三日女、能村登四郎、星野紗一、友岡子郷。『能村登四郎全句集』だけでもボリュームがあって大変。星野紗一はケレン味のある句が多くて面白く、怖い句の収穫もあった。さすがに分厚い本は脳が受け付けなくなってきたため、『昭和俳句文学アルバム』全33巻(梅里書房)の目ぼしいものをチェックして終了。現代川柳がわりと充実していたのだが、今回は手が回らず。
                    湘南新宿ラインが運休していたため、品川経由で戻り、大船軒で蕎麦を食べてから帰宅。帰路、またホラー警報が鳴って肝をつぶす(今回は余震あり)。あれを夜道で聞くと寿命が縮む。 -----

                    22:39 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    2011.03.22 Tuesday

                    走者去る春の浜辺の砂だまり

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                      八時過ぎから仕事。『おそれ』のゲラの追い込み。
                      <a href="http://www.kasumigaura-marathon.jp/">かすみがうらマラソン</a>も中止。土浦も被災しているのだから、これは当然すぎるほど当然。必要経費を除くエントリーフィーは義援金になる由、この配慮もありがたい。また来年出ます。
                      第二グループは一時前から計画停電。二階の書斎は雨天だと暗いので、窓辺にゲラを置いてしばらく「立ち読み」。娘がDVDを見だしてから明るいほうの部屋へ移動、どうにか完成させる。宅配便だと間に合わないし、図書館での調べ物もあるため、明日自ら飛脚をつとめる予定。
                      その後は第一グループの郵便局と薬局を回ってから接骨院。今日はテーピングを外して超音波治療。少しずつ良くはなっているのだが、まだ重い物は持てない。(PM4:00記)
                      夕食のメインは白菜チャーハン。仮眠後の夜は長篇Pを再開、短篇連作Aの第一話の推敲に手を回す。
                      ニュースで常磐線の惨状を見る。いわきサンシャインマラソンの往復に使ったばかりだし、かつて小名浜へ取材に行った翌日に仙台まで乗ったことがある。早期の復旧を望みたい。(PM10:30記) -----

                      22:46 | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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