Weird World 3

倉阪鬼一郎の怪しい世界

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2011.02.11 Friday

遠征準備と八百長問題雑感

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    長篇Qの追い込み。夜の仮眠は取らず、井岡一翔が日本人史上最短で世界チャンピオンになった試合を観る。鮮やかなボディの一発KOだった。叔父で会長の井岡弘樹の現役時代は熱心にボクシングを観ていたものだが、センスはむしろこちらが上。スーパーフライまでの四階級なら、制覇は十分可能だと思う。夜は長篇Oと長篇P。
    週末の遠征準備が完了。大きめのバッグに猫の着ぐるみやシューズなどを詰め込む。ダイヤの乱れに備えて時刻表も。当日は5km25分30秒〜26分30秒くらいのイーブンペースで、沿道に手を振りながら楽しく走りたい。下りはすべて休むつもりで後半に力を温存し、30km以降の工業地帯で応援が少なくなったら気合を入れ直して少なくともサブフォーは続けたいところ。
    遠い昔の話だが、かつて幻想文学会のメンバーで中井英夫邸を訪問したとき、ちょうど大相撲の千秋楽だった。筋書きどおり、7勝7敗の力士が次々に勝ち越していく。最後に、ガチンコ力士の出羽の花だけが負け越して三役から落ちた。というわけで、注射相撲は昔からあるのだが、いまの相撲協会の対応で首をひねるのはいまだに「八百長」ではなく「故意による無気力相撲」という言い回しにこだわっていること。相手の苦境を慮ってわざとコケてやる、いわゆる「人情相撲」は八百長ではない。狭い相撲界なのだから、それはとくに目くじらを立てることでもないだろう。気力が入っているか否かというのは多分に主観的で、そんなあいまいな基準に頼ることはできない。剔抉すべきは、膿はとても出し切れまいが多額の金銭の授受が介在する八百長相撲なのであって、そのあたりにはっきりと線を引くべきではなかろうか。いずれにせよ、山本夏彦翁がご存命であれば、さぞや「茶の間の正義」を嗤う痛快なコラムが読めたことだろう。ちなみに、芸の有無がある注射相撲を観て楽しむことと、ガチンコ力士を贔屓することは矛盾しない。かつては久島海、いまなら豊真将のようにガチンコであるがゆえに異様に番付運が悪い力士はおのずと応援したくなる。

    21:53 | - | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

    コメント

    そもそも人情相撲だって許せない。
    相撲は全部ガチンコでなければ。
    八百長はゴーストライターの作り話だ(そうあってほしい。春日錦らは除く)。書いた人によって曖昧なところがあるしね
    2018/01/03 10:16 AM by 栃相撲

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