Weird World 3

倉阪鬼一郎の怪しい世界

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2017.04.10 Monday

大井川鐵道井川線の旅

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    春の18きっぷの最終日。早起きして相模線の始発で出かける。東海道線の車中で長篇Bをきりのいいところまで書く。
    予定通り、金谷に到着。今日のターゲットは大井川鐵道。かつて奥さんと千頭まで乗ったことがあるが、ようやく復旧成った井川線をつぶすのが目標。ドアが手動の味のある車両に乗って出発。やはりここが大井川鐵道の眼目で、私好みの秘境を縫いながら奥大井へ。乗客ばかりでなく「綾鷹」などの荷物も運ぶ。観光客が大半につき、折にふれて車掌さんのアナウンスが入る。土本駅の周辺には家が四軒しかなく、そのうち三軒が土本さんなのだそうだ。日本有数の秘境駅の尾盛では酔狂な客が何人か下りていた。トンネルの間が十メートルしかない区間や、日本で最も高い鉄橋や山の十二単などではアナウンス入りで徐行。おかげでたくさん写真を撮れた。滞りなく終着駅の井川に到着。いま書いている鉄道ミステリーに盲腸線の終着駅から走ってべつの鉄道につなげるのを趣味にしている人物を出す予定なのだが、身延線につなげるしかなさそうな井川は日本でも指折りの難易度の高さだろう。さすがにそんな命に関わるかもしれない取材をするつもりはない。本数が少ないので次の列車で折り返す。帰りも尾盛で下りた客がいて、車掌さんがあわててダッシュ。秘境駅でぽけっとするのは私も好きだが(お薦めは東白石と中根)、今回は遅くなるので無理。一人なら早起きして日帰りで行けるが、娘が乗りたいと言ったら寸又峡温泉に一泊するしかなさそう。紅葉の季節ならそれもいいかもしれない。長島ダム駅では、行きは見送ったアプト式車両の連結の模様を動画撮影。SLはまたの機会にして、千頭からは近鉄特急のお下がりの快適な普通列車で。行きと逆側の車窓を楽しみ、金谷に戻る。井川まで往復で7時間もかかった。これで難関の静岡は天竜浜名湖鉄道の西半分を残すのみ。
    吟行句は次のとおり。

    蛇行する水も桜も奥大井
    人の智の抽象美よし茶の畠
    土本
    家四軒墓は五基あり春の里
    見下ろせる峡[かひ]の狭さよ山桜
    奥大井の水の碧さよちるさくら
    民宿の手書き看板遅桜
    断崖に一点の紅咲きにけり

    車窓と関係のない句は下記。

    一瞬の宇宙光芒ちるさくら
    置かれたるコーラの壜や花疲れ
    いつせいにかむさりてをり川桜
    砲撃のしづまりてなほ遠桜

    東海道線では、連作の第三話を起稿。それから、長篇Cを少し進めたものの、根が続かずやめる。
    19時過ぎに帰宅。

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    2017.07.25 Tuesday

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